プログラミングを始めるきっかけはもっと簡単でいいと思ったイブの日

この記事はみんなのウェディング Advent Calendar 2017 - Qiita24日目の記事です。

前回はウェブサービス開発でデザイナーとエンジニアの役割とスキルと知識を考えてみる|松久浩伸|noteでした!

 

こんばんは、タイトル書くときにイブなの?イヴなの?とググって少し疲れたrinです。

 

さて、今まで全く興味がなかったのにちょっとしたきっかけでハマることってあると思うのですが、私にとってプログラミングも同じようなもので、もしもっと早い時期に知っていたら進学先も変えたのになーなどと時々思います。

おっと、我が家で過去についてとやかく言うのはNGでした。

どうせハマるならさっさと出会いたいので普段から色々と見たり知ったりするの大事ですよねということを有馬記念を見ながら思っていた次第です。

 

プログラミングに関して言えば私はお仕事でたまたま縁があり始めるきっかけになりましたが、そうではない場合どこから手を出せばいいの?という方もいるのではないでしょうか。

ということで今日は私もコーチとして何度か参加していて、プログラミングを始めるきっかけづくりにも大きく貢献しているRailsGirlsについてお話します。

 

RailsGirlsとは?

一言でいうとRailsで一緒に何か作ってみようという初心者の女性向けイベントです。

私も当時Railsを始めた頃に知り合いから紹介されてこのイベントに参加しました。

もともとは2010年にヘルシンキで行われたそうで、現在では世界各地で開催されるまでに発展しているイベントです。

 

先にも述べた通り参加条件は

  • 女性限定(かもしくは女性同伴の男性)
  • プログラミングの知識は一切問わず
  • 年齢制限も参加費もなし

という感じでちょっと始めてみたい人には心理的ハードルがとても低い!

実際に参加した人に聞くとRailsGirlsという名前も引きがいいらしいですね。行ってみたいと思うみたい。(最近UMAJOってのもありますしね。と思ってUMAJOのサイト初めて見たけどめちゃ可愛い!あ、競馬の話になっちゃった)

 

とにかく作ってみよう!

これも参加者から聞いた話ですがプログラミング始めてみたいと思っていても何から始めたらよいのか分からない、本を買って読んでみたけど難しい、という意見が多いです。

私はここ最近コーチとして数回参加させてもらっていますが、RailsGirlsでは限られた時間でとにかく手を動かしてモノを作っていくので、プログラミングを始めたい参加者にとってこういった最初にぶつかる垣根を取っ払う手助けになっていると思います。

イベント当日は数人のチームに分かれてGuides - Rails Girlsというものを見ながら開発を進めますが、このイベントは完璧なコーディングスキルを教えるためではなく、どのようにすればWebアプリができあがるのかを教えるためにあるので、とにかく実際に動くものを作ることをイベント中のゴールにしています。

イベントの最後にはできあがったものを本番に公開し他の人にその場で使ってもらい、そうした体験を経てとても前向きな気持ちで次の一歩に進んでいく生徒さんが多いです。

 

そしてリピーターになる

一度生徒として参加するともうコーチとして参加するしか選択肢がないのでここ最近はずっとコーチで参加していますが(そもそももう生徒とか言っている場合ではない)、どんな立場で参加してもこのイベントからは得るものが大きいなと感じます。

RailsGirlsの良いところは運営側が毎回イベントの振り返りをして次回開催時に役立てているので、イベント自体がどんどんブラッシュアップされていくんですよね。

また生徒の皆さんからはエンジニア歴6年の自分が分かった気になっていつの間にか蓋を閉めていたような部分について素朴な質問が飛んでくることが多く、教える側に立って改めて「ここ分かっていなかったな」と気付かされます。

間違ったこと教えたくないですし、何より質問したのに理解できず「あ、やっぱりプログラミングよくわからない」と思ってやめるきっかけ作りには貢献したくないので毎回コーチとしても誠意を持って取り組んでいます。

コーチの皆さんにもいろんなバックグラウンドの人がいて、毎回様々な人とチームを組めるので皆さんの仕事の話や普段利用している開発環境について知ることができ学びも多いです。

 

まとめ

というわけでプログラミングを始めるきっかけはもっと簡単でいいというタイトルで、実際にそれを実現しているRailsGirlsについてお話させていただきましたが、みんなのウェディングでもプログラミング未経験だけど自社サービスの開発で利用している技術に触れてみたいとRailsGirlsに参加するエンジニア以外のメンバーが多くいます。

私もプログラミングを身近に感じて欲しいなと思いこうしたイベントに関わっているので社内においても仲間が増えていくのは嬉しく思っています。

みんなのウェディングではRailsMore!(RailsGirlsを経て次の一歩を踏み出すためのイベント)の開催場所としても時々提供させていただいていて、今後もそうしたコミュニティの活性化に貢献できればいいなと感じています。

 

明日のAdventCalendar

いよいよラスト。最後はみんなのムードメーカー@kazumalabです!

ユーザーが本当に欲しいサービスってなんだろう?

最近サービス企画も本腰を入れてやり始めたrinです。

今回の投稿は今考えていることをつらつらと、いわばポエムですので気楽に読んでいただけると。。

 

エンジニアも一緒にサービス企画しよう!

私はもともと「こういう機能欲しい」って言われたものベースに設計して開発してきたタイプのエンジニアでしたが、みんなのウェディングに入社してからはエンジニアも企画から一緒に考えます。

 

企画ってすごく楽しそう!自分で考えたものが世の中にリリースされるなんて最高!

なんて思っていましたが実際にどんなサービスを作ろうか考え出したら難しくて日々悶々としています。

 

企画中は開発の手も止まってしまうしやっぱりエンジニアは作ることに集中した方がいいのでは?なんて思う日もありますが、ただ作るだけじゃなくて思い入れを持って作りたい!と思うんですよね。

 

だからこそ企画に携わるからにはあまり長い時間をかけないでいいアイデアを出して早く開発したいところ。

でもそれが難しい〜!という今日この頃です。

 

サービス企画を難しくさせている理由

 

企画を考える上でありがちなのが

  • 与えられた時間、人といったリソースの中でできることを考えてしまう
  • 私の結婚式はこうだったという経験や知識に左右されてしまう
  • そもそも解決したい課題って何だっけと原点を忘れてしまう

といったことでした。

 

「これやってみたいけど今の環境でやったら1ヶ月以上かかるかも」ってことがよくあります。

私たちが作るWebサービスはスピードも大事。

できるだけ早くユーザーに価値を届けたいですし、リリースしてみて初めてそれがユーザーにとって役に立つのか分かることもあります。

 

そして企画を考える上で自分自身の経験を活用できるってとても良いことだと思っていたのですが、私の経験=みんなの経験ではないということをつい忘れがちで少し視野が狭くなっていました。

 

結果、あれこれ考えを巡らせていると結局何のために企画を考えているのか分からなくなり、本来の目的を見失っていました。

 

これだ!と思える企画が打ち出せないのは上記のような理由で考えがまとまっていなかったんですね。

 

私もこのサービスの創業者になる

 

私はみんなのウェディングではのせる部という部署に所属しています。

のせる、つまり口コミ投稿ユーザーの気持ちになってサービスを考え開発する部署です。

 

みんなのウェディングという結婚式場の口コミサイトのサービスに携わりながら何を

言い出すんだという感じですが、

 

私は私の頭の中から「口コミがユーザーの課題を解決してくれるという思い込み」を一度捨てようと思います。

 

口コミが集まればユーザーの課題は本当に解決されるのでしょうか。

 

私はみんなのウェディングというサービスが始まってから4年経った後に入社したので創業当時はその場にはいませんでした。

 

どんな思いで始まったサービスなのか経緯は聞いていますが、今サービスを作っている私自身が創業者と同じような思いを持たなければそりゃあ薄っぺらな企画しかできないですよね。

 

そして創業当時はユーザーの課題を口コミが解決できるということだったのかもしれませんが、ユーザーの課題って時代とともに変化すると思うのです。

 

ここ数年で結婚式に対する考え方も少しずつ変わっています。

 

今、その解決策が必ずしも口コミではなくなっているのかもしれません。

  

なるべく時間をかけずにアイデアを出したいと言いつつ少し遠回りになりそうですが、ユーザーが本当に欲しいサービスを考えるのならまず自分が創業者の立場に立ち返って考えることが大事だなと思いました。

 

まずはここから出発です。

エンジニア志望じゃなかった私がRails Girlsのコーチになるまで

Rails Girls Japan Advent Calendar 2016 の22日目の記事です。

前回は21日目emorimaさんのRails Girls はじまりはいつも小さな一歩でした!

 

こんにちは、rinです。

社会人になってから6年、もともとエンジニア志望ではなかった私ですが、

今では自ら選んでエンジニアとして働いています。

最近ではRails Girlsのコーチも務めました。

 

この記事を書くにあたってもし私と同じように「プログラミングなんて私には無縁かも」と思ってその道を閉ざしている方がいたら一度やってみたらはまるかもしれないよ!

というのをお伝えしたいなと思いました。

一度やってみたら?と言ってもハードル高いですよね。

それを叶えてくれるのがRails Girlsだと思います。

私がRails Girlsを知ったのはエンジニアになって数年後でしたが、

Rails Girlsに参加した経験は私の人生に大きな影響を与えてくれました。

 

今回はプログラミングに関心がなかった私がエンジニアになってRails Girlsのコーチを務めるまでの体験談をお話したいと思います。

 

初めての就職活動

私が大学3年生の時はいわゆる就職氷河期で、

早めに就職活動を始めないと就職先が決まらないのではという不安でいっぱいでした。

文系出身の私は当時金融関係の勉強をしていたこともあり、

金融機関への就職が自分にとって最も適しているだろうと感じていました。

でも金融機関の選考が始まるのはもう少し先。

その前に就活慣れしておきたい!と思ったときに目に飛び込んできたのが

とあるソフトウェア開発会社の新卒募集広告でした。

 

一番最初に入社した会社とプログラミング

最初にお話しておくとこの時ソフトウェア開発に興味を持ったわけではありません。

この会社の選考方法が少し独特で他とは違い、なんとなく興味を抱いたのが始まりでした。

選考を受ける過程で「あ、もう無理かも」と思ったのは

PCを渡されて自分が考えたものをコード書いて作ってみてと言われた時でした。

いくらなんでも私には難易度高すぎる選考課題に初日は何をしたらいいのか分からず、

ただただぼーっと過ごしました。(インターンシップ選考で10日間通っていました)

しかしそんなことが許される雰囲気でもなく、

選考に参加していた周りの学生は1日も無駄にせず着々と何かを作っているように見えました。

そこで初めて「同じ学生なのになんで私はできないんだ」と焦りを感じ、

私もそのコードとやらを書いてみました。(実際にはコードを書くに至るまでいろんな技術的葛藤がありましたが)

そんなこんなでこの先エンジニアとしてやっていくぞ!という覚悟もないまま、

今まで勉強してきたこととは全く違うフィールドを選ぶのも面白いかもという思いひとつで、

2011年にこの会社に新卒入社したのです。

 

モノを作るエンジニアから価値を生み出すエンジニアへ

新卒エンジニアとしてソフトウェア開発に携わる中でいろんな発見がありました。

  • こんな風にプログラムって動くんだー!
  • わ、不具合出しちゃった!
  • リリースする前にちゃんとテストしよう
  • 自分で何か作ることができるって楽しい

といった具合で割とエンジニアとういう職に抵抗なく馴染み始めた頃、

  • 私が作ったものどんな風に使われているんだろう
  • 使ってくれる人の役に立っているかな

と作ることよりも作ったあとのことについて考え始めました。

ちょうどその頃結婚が決まり結婚式関連のwebサービスを私生活で使うようになりました。

それまで知らなかったのですが結婚式って割と不透明な部分が多く、

よく分からずに判断してしまうことも多々ありもやもやしていました。

この思いを形にしたらユーザーにとって価値あるものを作れるかもしれないと期待し、

2014年にみんなのウェディングというwebサービスの会社に転職しました。

 

Rails Girlsとの出会い

ユーザーにとって価値あるものを作りたい

これを実現するためにはエンジニアとしてできることをもっと増やさなければなりません。

でもどうやって??

いや、単純に勉強すればいいのですがこの頃は知らないことが多すぎて

常によく分からないものと格闘し、思うように成果が出せず、

時にはエンジニアとしてやっていく自信を失くしていました。

そんな私の(あまり覚悟が決まっていなかった)エンジニア人生に大きな影響を与えたものがRails Girlsでした。



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Rails Girls Tokyo 2015に生徒として参加したのですが、そこには私の思いを汲み取ってくれるコーチ、同じような思いを抱えている生徒がたくさん参加していました。

中でもコーチの方から

「今日から1年頑張って来年のRails Girlsにはコーチとして参加してね!」

と声を掛けてもらったことがとても励みになり、これがその年の目標になっていました。

そして..

 

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Rails Girls Tokyo 2016には念願のコーチとしての参加を果たしました!

まだ人に教えるなんて早いかなと思いドキドキしながら当日を迎えましたが、

教わる側も教える側もスタートは同じ、私が知っていることは全力で話すし

知らないことは一緒に考えようといった感じでとても楽しい時間を過ごしました。

またひとつ大きく成長するチャンスをいただいたことには本当に感謝しています。

 

おわりに

エンジニア志望じゃないからとか向いてなさそうだからといった理由で

一度もやったことがないのはもったいないくらい楽しい世界です。

Rails Girlsに参加したら

自分の知らないところにこんな面白いものがあったんだ!

って発見がたくさんあると思います。

私自身もまたRails Girlsに関わって新しい出会いや仲間との再会を楽しみにしています。